「俺を繋ぎとめるには全然足りない 全然足りないよ」
キスシーンが素晴らしい…キスシーンが素晴らしい
FFさんに勧められて読んだの
佐藤アキヒト先生は初
BL的主軸としては加藤さん（元警視庁サイバーテロ班に所属、今は民間？のサイバー犯罪を請け負う組織にいる）と里中くん（色々複雑な過去があって若い頃おまわりさんだった加藤さんに世話になっている）の関係性（単純にいうと再会ものかな？）、
なんだけど
この二人だけの話でも難しい。というか加藤さんは里中を弟みたいにしか思ってない、里中くんは加藤さんと愛し合いたい。噛み合わない二人の関係がどう転ぶのか？里中くんどんどん好きが加速してそばにいるのが辛いってなるんだよね…
かつね、この話がややこしい（私には）のはサイバー犯罪がもう一つの主軸ってことなんだよね。サイバー犯罪に加藤さんがまとめているサイバー攻撃などに詳しい面々が立ち向かう的な側面もかなりあり…何が起こっているのかわからん…なんだか読んでて怖くなっちゃうの…こんなんよくわからんでのうのうと暮らしていていいの、自分？的な…恋愛漫画とかなりかけ離れた感があって、何も考えずに読める話ではない！（少なくとも私には）
あとね、登場人物の多さがちょっと邪魔している感があったんだよな…それぞれキャラ立ちしているし、魅力的でいいんだけど、2巻じゃあ無理だった感ある…誰が何をしているのか？わからなくなってきた。彼らが仲間としてまとまるエモい展開ももっとあるとうん、うんってなる気がしたが2巻でここまで描けっていうのは酷だよね…💦
理想的には仲間と色々な事件に立ち向かう間に色々なことがあって、ちょっとずつ加藤さんと里中くんの関係が変わるような変わらないような…ってことを描くためのエピソードだったんだろうが、長編向きな話だと思った。そうやっぱり2巻じゃ無理だよ💦
そういいつつも2巻の最後に怒涛のBL的展開があって、上手いこと話を運んだな〜って思った、いきなり感がなくて引き込まれたね、加藤さんが里中くんを手元に置くにはそれしかないのなら頑張るってベッドインするのね（弟とか仲間じゃつらくてそばに入れないっていう里中くんを引き留めるの、必死で）、いわゆる折れるのよね、珍しいなって思った。加藤さんが気持ち的には正直弟としか思えない…って言いつつ情熱的に情を交わすのよね。
話は難しいんだけど二人の絡み、里中くんの引きちぎれんばかりに想いは胸に迫るところがある…二人はくっつきようがないじゃない？って展開なんだけど、こうくるか…だったな。無理がなかった。うまかった。
あとね、キスがメチャンコかっこいいし（えっと里中くんが攻めかな？的なキスなのよね）めちゃくちゃエロい。肉体的絡み描くのがうますぎる。舌の絡みの迫力もすごい！もうセッセよりすごいキスって感じ（あ、セッセもすごかった）
で海王社様的な修正（ほぼないよ…修正）で見え見えのあそこの素晴らしさ…すごい。実写的でめちゃかっこいいよ！
体もとってもかっこいいよ、加藤さん…スイミング水着に普通の水着♡はわ〜
これは将来リバルネ…と思わせれるなんか絶妙な雰囲気があってそれも好きだった。
絵柄というか全体的な雰囲気としては、ある意味アニメっぽいんだよ、このままアニメ化していいんじゃない？って思える！テンポもいいし、画になんとも言えない魅力がある！音が聞こえてきそうな感じかな？ずっこけ感もあり、漫画の娯楽性を意識して描かれている感じだと思う（他の作品どうなのかしら？）
BLで長編描くのは制約的に難しいと思うからじっくりゆっくり進む二人の関係を描こうとすると難しいだろうな（本当はこれが見たいのだが）特にこういうプラスαの要素が入ってくるとそこを飽きせずにかつ二人の恋愛に絡ませながら描くのって難しいだろうな。
まあ1巻でも＋αがありながら分量をうまく抑えつつ完璧な漫画を描く先生もいるし、同じようなハッキング系でこれはBLなのか？なのに面白くてしょうがない漫画を描く先生もいるしな…
作風と制約にどうバランスつけるのか？が先生たちにとっては課題でもあり、腕の見せ所でもあるのかな？
とにかく今スーパースン状態で無駄な玉は打たない（何様？笑）な自分が読んでも読み応えのある漫画なのは間違いなかったです！
先生自身はエロ以外のところをじっくり描きたいのかな？って勝手に思ったけど、それも描けるし素敵だが、思い切って（すでに描いているかもだが）無茶苦茶エロの話もみてみたいって思っちゃった、だってめっちゃうまいだもん！
多分そういうの描いてもストーリー性も描けそうだからさ…とか考えました…はい。
