BL漫画感想ブログ

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赤と黒/桂小町 先生

下記四冊拝読🌹

 

 

 

桂小町先生は「花と純潔」を読んだことあった、だいぶ前だけど。少女漫画感の強い作品だなあって印象が残ってる。

で、よくBL漫画の読者さんがこのシリーズ勧めていて今回読もうと思ったのであります。

時系列がちょっとわかりにくかったんだけど、主に2CPの話なんだよね、4人が微妙に絡む(同じ高校)

 

【矢萩と大和】

「大和、俺はお前より大事なものがない」

私はこの二人の話の方が好きだった。893の家に生まれて跡を継がなきゃいけない大和と大和の親であるくみちょの片腕の若頭が父ちゃんの矢萩の二人の話ね。大和が矢萩にしか見せない顔がなんともよかったな。すごい雰囲気ある話だったね。抗争は何がどうなっているんかギリギリついていけたかな…むずかし…893ものはそれが苦手。組織もよくわからん。が、BL893ものって感じで雰囲気あった。二人の父ちゃんと大和の母ちゃんの話もえもかった。

 

長門と藍】

“目と目が合ってそれから下くちびるがやさしく触れる 長門のキス”

私は大和が藍ちゃんに高校を卒業しろっていうところが一番好きだった。(そこ?w

でもすごいいよね、大和の男気かっけ〜)

藍ちゃん喧嘩強いのに顔が女の子で帰る家もなく飯もろくに食っていない苦労人で…

なんかこの子のことが最後まで私は掴めなかった気がする…正直女の子にしか見えないかな…美しすぎて儚すぎて…。大事にされたことなくて、長門のことすごい好きってなってて。大事にされてて嬉しくて。不思議ちゃん的なところが合って弱さがあって…

長門はいい奴だった…いい育ちをしている。

 

桂小町先生の世界観ってハマる人がどハマりする魅力があるのすごくわかる。BLって感じがしない、それは両CPともそうなんだよね。893とは不良とかの話なんだけど、少女漫画でしかない雰囲気に貫かれていて、他の漫画と空気が違う。

お布団のシーンもまさに少女漫画風な感じがした(少女漫画ってえちしーんあるのかな?まあ、あるとしたら)受けが私にはかなり女の子にしか見えないなって思ったんだけど、でも、この描き方が大好きな読者さんはたくさんいるだろうなって感じした(お布団はマイルドがいいって人いるよねって意味ではなくね、こういう表現がいいって人いると思う)

やっぱね、BL漫画とちょっと違うジャンルって感じがした。でもたとえば矢萩と大和だと男女では成り立たないから設定的には?BLにはなるんだろうけど、どんなにダークで渋い感じでも少女漫画感を強く感じるの。汗臭さが全くない。絵柄の感じからかな?おしゃれで肉感を感じないかんじというのかな?

 

ファンの人が嫌な気持ちになること書きたくないんだけど、ここまででも地雷踏んでたらどうしよう💦すごい独特でこの先生にしか描けない漫画だなって意味で素晴らしいと思ったよ!

ただ、私はちょっと受容体なかったかな?良さは頭では理解できるけど好みではなかったかな?途中何度か泣きそうにはなったが、特に長門くんと藍ちゃんがあまり入ってこなかった。矢萩と大和でまとめ、長門くんと藍ちゃんで別途まとめてくれたらもう少し集中できたかな?2CP入れ子になっているので(途中全然関係ない短編が入ったりする)集中力が切れてしまった感があるかな?ってのはある。あとね、私どっちかというと攻め厨だから刺さらなかったかも。どちらのCPも受けを魅力的に描くことに注力されていたでしょ?受け厨だったらもっと藍ちゃんかわいい!ってなったかも?

はい、墓穴掘ってるかもなのでここでやめよう。

ずっと気になっていた課題図書だったので、読めてよかったです🌹