BL漫画感想ブログ

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青くて苦い/芽玖いろは 先生

「一緒に生きるぞ」

 

ミヤ(森之宮蓮 ミヤ=蓮ね)って何も持ってない子なのよね、施設育ちで施設を飛び出したまたまホストの邑さんに拾われて邑さんに“金を稼ぐ”ことを教わってここまできた、体を仕込まれて若い頃は女性を抱いて金を稼ぎ、今は現役時代の邑さんの客で食っている。

よくも悪くも邑さんの歪んだ?愛情により、体を仕込まれ、“女を抱くと男に抱かれたくなる“(えっちすぎるやろ、天才か)ように邑さんが色仕掛けで仕込んだんだよね(マジかよ!マジすよ!)いや、邑さんにとっては金=愛だから邑さんは邑さんなりにミヤに“愛情”を注いで?自分の手駒として育ててきている、あくまで手駒だが無理強いはしていない、が、あの邑さんに“女だけたら抱いてやるよ“ってされてみなさい、抗えるかよ…ミヤは元々男性が好き。

 

ホストになってからも(最初は蛸部屋で共同生活なのね)同僚ホストに嫌がらせされれ(邑さんのお気にだから大いに妬まれています)泊まるとこがない時にたまたま家に泊まらないか?またこいよって言ってくれたその優しさだけでタマ(珠造明樹ー弟の学費のために夜職頑張っている、いい兄貴、あき兄って呼ばれてんの)のことを好きになって、その想いだけで生きてる、それ以外は金を稼いでただ生きてるのよ、ただ「好き」っていう初めての気持ちを大事に大事に抱えながら生きているよ。そういう生き方しかできんって思ってるんやんな。なんやかんや(下記参照)でミヤと肉体関係ができてさ、自分を傷つけるってわかっているのに好きだからやめられん。

 

タマもさ、キスしたら(キスが下手って客に言われたからミヤにキス教えてって言ってくるの、チャラいのお)勃った。その後、“ミヤお前けつが疼くなら俺でいいじゃん、俺勃つし“って、言ってくるのな。どゆこと?なんだけど、そうなるわな、って絵面の色気から納得させられる。そうなんだよ、芽玖いろは先生の絵の色気って、男が男に変な気分になるわな…って言う気にさせられるんだよ。最初からなんかうっすらとミヤに対して独占欲があり(じゃなきゃモブと朝帰りしたのみてけつ疼くなら俺でいいじゃんってならんよ)どんどん独占欲が募って邑さんと仲良いのにイライラしてさ、太客ユリさんの言葉で(ユリさんってなんかビジネスしてる系の人?お金持ちでよく海外行き、すごいモデルさんみたいなのよね)俺はミヤを幸せにしたい、好きって気づくんだよな。

 

ホストって実物は看板でしかみたことないけどさ、少なくともボルゾイ(邑さんの店)のホストはタマミヤ含め、ギラギラしていて不健全で(そんな毎晩酒飲むの肝臓死ぬよ)客を打ち(枕営業のことそう言うのね、クワバラクワバラ)すごい色気なわけよ…特にミヤな。そうミヤがな、一瞬先はメスなのに、めちゃくちゃ色っぽいかつかっこいいんだわよ!恐ろしいほどにかっこいいよ…

タマもな、チャラいんだけど顔いい、顔が良すぎる、かっこいいい!!(かつ弟の学費のために稼いでいる、って超弟思いのいい奴なんだよ!!!!!)

でプラス邑さん(色気が狂気じみている、色気の凶器)が出てきてさ、もう大変よ。大変!(この邑さんが受けなのがウルフハウンドなのよ?どゆこっちゃ!)

そのな、顔がいい、ギラギラ、色気暴力の二人のぶつかり合いみてごらんなさい、鼻血どころか髄液出てきそうよ(鶴見中尉状態よ、あれ髄液かな??)

で、すっごいセッセシーンの連続なんだけど、純愛なんだよ!最後の告白シーンすごいよ、もう、真正面から純愛でな、ミヤの一途な想いにウギャ〜〜〜!!!ってなります。(ウギャ〜って…他に言い方あるはず、きっと。

 

セッセもな、とにかくすごいんだよ、多分セッセに関しては芽玖いろは先生とくれの又秋先生が好きなセッセの二台巨頭な気がする。さっきまで客に打ってたミヤがもうぐずぐずに抱かれる抱かれる、大変よ!ちなみに最初のモブとの絡みがたぎること火の如し(風林火山🔥)なのよ!!!!「気持ちいトコだよね ゴシゴシしたげる」OMG

で、邑さんの仕込みがな…女性を抱くレクチャーなのがまあエロいよ、ちょっと待って…ってなる。邑蓮の絡みは至宝…!(思春期に読まなくてよかったよ、なんか。)

あくまでBL的で女性が読んで嫌な気はしないと思う描写なんだけど、容赦がないというか、その容赦ってのが、ちょっと他の作家さんと違うんだよね。例えば上田アキ先生のセッセの描写ってすごいと思うんだけど、あくまで上品じゃん、あくまで上品なんだけどめちゃくちゃエロい。芽玖いろは先生に関しては上品と言うより卑猥さがあってなんか危機迫るというか、めちゃくちゃセッセが上手い人がガチでほらほら…って描いている感じする(すみません、言い方!)たぎるね⛲️

 

久しぶりに「青くて苦い」を読んだんだけど、「ウルフハウンド」読み直した直後だからってのもあってなんだかより楽しめた というか理解が深まった気がしました。

“気持ち(愛)なんか当てにならない金が一番信じられる、自分の価値もいくら稼げるかで決まる、金が全てだ“そう言う風に邑さんも蓮も生きてきたし、それってある意味真実だなって思うよ、愛じゃ飯は食えないからね。

ただそうでも人間「こぼれ落ちた情を抱え込みたい」って気持ちってあるさね(こういうナイーブ感が読みタイからBL読んでるんだし!)。特にウルフハウンドに関しては難しいし感情移入しにくいって思ってたんだけど、青くて苦いを読み直して、うん、なんかわかった…って気になりました、はい。多分。

 

名作すぎる…私にとってはホストものの最高峰かな🍾🥂

 

 

 

(番外編も大変です)