BL漫画感想ブログ

BL漫画ファンによる感想ブログです♡雑記含みます

Best BL コミックス 2023(発売年)その1

今年はプラベがちょっとアレで…あれでしたので、BL漫画も読む気がない時期が多くてとにかく続編を追うのをほぼ諦めたな…もういいや、good bye FOMO 

今日今年発売された漫画をちるちるさんで見てたんだけど、多すぎて頭痛くなってきたのでもう記憶だけを頼りに…振り返り。1月読んだのより、12月に読んだ方がそりゃ印象にも残っているからバイアス入りまくりでしょうが…記憶補正したいよ。Anyways

 My Best 3

  • シャングリラの鳥III (座裏屋蘭丸先生):もちろん1番。傑作中の傑作。CDも素晴らしかった。フィーとアポロの関係がグッと近づく、二人の息遣いの悩ましさ。座裏屋先生の漫画を読んでる時は現実から離れて没頭できる。圧倒的美しさ。洗練されたストーリー。Best of best.

 

  • こたえて マイ・ドリフター(大島かもめ先生):映画だった。しばらく他の漫画が読めなかったな。終わり方の美しさといい…とにかく圧倒されました。Best BL 2023じゃなくて。One of my best ever.
  • イキガミとドナー二人のイキガミ(山中ヒコ先生):2023年1番泣いた。救いがない。苦しい。救いはあるようで、ないと今も思うけど柴田さんの未来に幸あれ…としか言えない。辛くて衝撃受けすぎて真っ白になりました。

 

あとは順不同というか、あげ出したらキリがないんだけど…

  • 銀のエンジェル(碗島子先生):ガランの「僕は君が好きだ」が忘れられない。あのガランが…あのガランが…碗先生の漫画が好きだ。
  • ドメスティックビースト(ミナヅキアキラ先生):チッチッチ…アニメですか?っていいたくなるこの絵の躍動感…ウマスギテ意味不明。見事なスピンオフ、ストーリーがスタイリッシュに1冊にちゃんとまとまっている!お見事だった。それにしても絵がダントツにうまい。
  • 優等生は身のほど知らず(琢磨先生):BestDKBL2023🩷最初のキスが忘れられない。松月くんが目を開けているあのシーン。かわいかった……絵が可愛くてね、松月くんも京嶋くんも勉強頑張る等身大DK。好きな人ができて世界が広がる二人。いい話。琢磨先生の絵が好き。
  • 愛を食べて生きている(芽玖いろは先生):はい、絵が好き、はい、絵が好き。どエロと純愛を合わせ技で舐め上から描いてくる〜。絵がかっこいい、絵がかっこいい、絵がかっこいい。(KIDー邑さんのその後もどえらい良かった)
  • 囀る鳥は羽ばたかない(ヨネダコウ先生):こんな矢代さん矢代さんじゃない…本人も読者もびっくりでした。もだもだしててたまらん。
  • 愛しのXLサイズ(重い実先生):シリーズが進むほどに面白くなっていくって何ごと?時鳥すごいキャラ。2冊出たんだよね。永遠に読みたいシリーズ。
  • ロストバージン hts(那木渡先生):萌えの宝庫、かわいいの宝庫、かっこいいの宝庫✨すごいアングルのせっせ🐿️エモリスちゃんが可愛すぎますよ‼️
  • STAYGOLD それから(秀良子先生):The most contravatial....どう落とし前つけてくれるねん

俺が好きなど嗤わせる/里つばめ 先生

里つばめ先生って天才なのかな?

 

金融の仕事はわからんし…

ずっとお仕事BLかと思ってたし…(その側面はあるが…)

あんなに働きまくるのも意味わからん…(仕事が好きなんだね…)

 

が、なんなのこの大人のエリート男性同士のこれは!最高すぎるんですけど!

全体的に駆け引きが多めのこのセリフ…行間読めてる自信ないよ!

そうだよね、だって男の人がそんな直裁な言葉で愛を伝えたりしねえよな〜

 

でもね、

好きでしんどいとか…

お堅い仕事で仕事命みたいなのに職場で思わずキスするんだよ?メガネ外して…キスシーンが素晴らしすぎて時が止まった…

ベッドシーンもさ、なんか、素直になれないのに体が言うこときかんというか…これやろ?BLってこれやろ?って唸りました。

「いい加減本音で喋れ」「離したくねえな」

 

梶さん…

この人乗っかられてスイッチ入ったって単純な話じゃないのか、いや、カチッとはまって、こいつがいいってなったのかスピン元読んでないからあれだけど、なんかわからないようで、大人の男性のスイッチってこう入るのか?(恋愛の機微に疎い…)って感じでとにかくなんかストレートのはずなのに神谷さんへの傾きがすごい…同期づらしているようでグイグイ で優しいんだよね、情に厚く愛したいタイプだね〜。髪切るの反則でしょ…次長!

 

神谷さん…

いやあ、やられた。かっこいい。かっこいいんだけど揺れる様が…

「イラつくんだよ」

かっこいい…受けはこうじゃなくてはいかん!男のプライドがっつり。なんだけど揺れに揺れて怖がってんだよね…でも男なんだよ。ベッドでもあんあん言い出したりしないしさ。この気持ちの揺れとそれに抗う様の表現の素晴らしさ…これがBLやろ?モノローグでグチャぐちゃ説明しない!お見事…静かで表情の微妙な変化で語らせる。これだな。

でも、最後新潟に行くって…はあ。まったりしないよ、自分で行くよ。

 

BLのキャラって基本脳みそが女性だから共感できて楽しめるって思うのさ。

でも里つばめ先生(多分女性よね?)のキャラクターって脳みそも男性だ!って気分にさせてくれるのがいい!少女漫画読みたいんじゃないの、BL漫画読みたいの。ってところにズキュンときた。ドライなんだけどこれが欲しかったという萌をギュンって描いてくれてスンバラしい…

表現方法もほんと漫画ならでは、ほんと素晴らしいな。…絵で表現しなよ、漫画なんだからさ…モノローグ多くなると本閉じちゃう…

そしてセリフのセンスがスンバラしい!「男の会話」って感じする。ドライで甘くない、でも思わず溢れ出る情…ほんと行間読める人じゃないと難しいけど(私は読み止めているか…really not sure)素敵。

 

クリスマスといえばケーキでしょ🍰っていう締めもいいんじゃないですか?

いいもの読みました。

以上

俺が好きなど嗤わせる 上 【コミックス版】【電子限定おまけマンガ付】 俺が好きなど嗤わせる【コミックス版】 (HertZ&CRAFT)

俺が好きなど嗤わせる 下 【コミックス版】【電子限定おまけマンガ付】 俺が好きなど嗤わせる【コミックス版】 (HertZ&CRAFT)

 

 

GAPSシリーズ/里つばめ 先生

やられた…

これぞBL漫画的萌…漫画でしか味わえない萌…そして最強の攻め 片桐聡…!

久しぶりにやばい人に出会った。色んな意味でやばい、こういう攻めを待っていた。

 

最近は小説ばかり読んでいる(もちろん主にBL小説)

だって漫画読んでも何も感じなくなったんだもん…ストーリーがないっつうか…濡場見ても、はあ… (?)ってなってて、まあ、ちょっと今体調的なアレであれか?とも思うが、飽きたんだろうな…ストーリーが欲しい!ってなってる気がしています。そんなワタクシめの心のEDに喝を入れてくれたのがこれ!GAPSシリーズ全5巻!萌えた

 

GAPSはずっと読みたいと思いつつシリーズものだからな…って思ってたんだけど、最近読む機会に恵まれまして、まずは一巻を読んでみるか?って手に取ったら…何じゃこりゃ==‼️(松田優作)面白すぎて5冊一気に読んでしまいました。

里つばめ先生はDOGだけ読んでいた。誉さん公務員なのにやりたい放題、同僚の気に入った男にグイグイ…おお、誉さま。だったんだが、GAPSは輪をかけてよかった‼️

同じ会社の先輩と後輩で基本日常の会社員生活がずっと描かれているんだけど飽きないんだよね…基本お仕事BLというものがあまり好きじゃないというか、疲れるんだけど、疲れないんだよね…

 

職場ではキラキラ王子様な片桐聡氏がプライベートではクズ…ですごい暴力的で強くて車のフロントガラス割るわ、人は殴るわ、やられたら10倍返しで逆にカツアゲ、ギャンブル大好き、女はヤリすて、で…すごい人なんだよね。

先輩社員の長谷川さんにロックオン…グイグイグイ で 長谷川さんには誠意を見せる(ってほど単純じゃないけど)とにかく、グイグイグイ。とんでもない人なんだけどこんな人を待っていた…受けのことを第一に考えて遠くから優しく見守る…なんて面白くないよ、グイグイきてくれ、そしてクズでいてくれ、でも萌えさせてくれ!というわがまま読者を完璧に打ちのめすキングオブ攻め。仕事ができる〜顔がいい〜とかを上回るこの攻め感の凄さ、まいったな…会社でも家でもすきあらば、ですよ。下半身の欲望にも忠実で素晴らしい。愛や恋だけじゃない欲望が淡々とだけど強く描かれていて本当に魅力的な人だった。打算や欲望、エゴを織り交ぜた「好き」がめちゃよかったんだよ。

 

長谷川さんは彼女もいたんだけど夜の方がダメになってしまってね…彼女に浮気されて…

でも普通の後輩思いのちゃんとした会社員なのよ、そこに破天荒な二重人格イケメンが現れてグイグイ来られて、無理、ってちゃんと普通に抵抗するんだけど…からの落ちるまでのこの流れを描くのがうますぎる。これは落ちずにはいられないぞ?って思わせてくれた。

 

やはり長い時間をかけて攻防して欲しいわよ、でもね、その攻防が単にうだうだじゃなくて、絶妙に色っぽくて、自然だけどちゃんとBLで、「絵で魅せる漫画ならではの萌え」をこれでもかと見せつけられましたね。その視線、その表情、その無言、これは文字だけでは伝えられない空気感だ。

セリフのセンスもピカイチだ…書きすぎないけど絶妙に軽快で絶妙に自然な重さがある!

 

淡白な絵なんだけど、本当に漫画がうまい人が描いてるって感じがする。

最初の「最後まで」のベッドシーンがあまりに見事すぎて唸った、それはエロではない、そう、これこそがBLの萌え!これが見たいんだよ!ってところを撃ち抜いてくれました…みんなこれを描いてくれ!これが見たいんだよ!

 

長谷川さんと一緒に私の心のEDも治してくれた里つばめ先生、ありがとう、そしてありがとう!

GAPS (HertZ&CRAFT)

 

 

英雄はアンブロシアを喰む/小綱実波 先生

【ネタバレ注意:多分読んでないと何言ってるかわからないと思いますが】

総括:期待を裏切らない面白さでした。燃え尽きた…面白かった…まだ上巻だけど。

 

読まないという選択肢がなかった。

読み出したらとにかく読み進めるしかなかった。

展開が目まぐるしくて読後クラクラしている。

だって500P超だよ?いろんなことがあってね…もうすごかった。

疲れた…でもなんかすごい満足感。

 

異世界転生もので、ギリシャ神話?ベース、とにかく壮大なファンタジーなのよ!

途中、ど、ど、ど、どゆこと?って頭抱えちゃった…神と神の子である神子(みこ)同士の闘いとカタカナ造語の波状攻撃で…でもね、情景が浮かぶのよ…金色の光がキラキラ✨…青い稲妻⚡️が読者も貫く…!闘いの激しさに吹き飛ばされそう…!🌪️

 

「背中を預けるには」もファンタジーだけど、基本「中世」的なところが舞台で生まれ変わりがあったけど、今回のファンタジーは全く違うのよ、でも根底に流れる愛の形には通じるものがあったな。

最初は現代が舞台で映画監督のBGと若手日本人俳優として出会うイーサン(イーサンといえばMIだな)と藍。実はイーサンは「ウラヌンティウム」という神が作りし世界の最下位の国「クロノキア」の神子であり王である「二キアス」なの!でね、この「ウラヌンティウム」から失われた神及び神子の果実「アンブロシア」を探しに「界渡り」してこの世界にきてたの(果実だから「喰む」なのよね…喰むってどゆこと⁉️ってなってましたよ)

ーもうこの「」けでもファンタジーに免疫あんまりない私には……なんだけど、耐えたよ(前作では「ブルングウルト」覚えるのすっごく苦労したもん)ー

その「アンブロシア」が人間として受肉した存在が「真宮藍」くんなの。で、見つけたってなって無理やり「ウラヌンティウム」に連れてきてしまって…ということから物語が始まるのです。

 

12の柱神と12の神子がいる世界「ウラヌンティウム」というコリに凝った世界観

神子同士の闘い(「ヘロスマキア」)で勝った人が英雄となってアンブロシアを手に入れる

爆風と爆音を感じるような戦闘シーン

もはや少年漫画の世界観なんですよ…厨二病?って感じがした。

 

ニキアスはお父さんが大地と獣の神で有翼の狼に変身したりして、お父さん冤罪で捕まってて神様の力が国に注がれないから国民も国土もボロボロでね…。何が言いたいかというとニキアスが転生してBGしていたのはこのアンブロシアを探して持って帰ってお父さんの冤罪を晴らすためなのよ。神様と誓約(オルコス)したのよ。

藍は俳優でハリウッド映画に出るためにNYに来てたら、イーサン(ニキアス)に見つけられて異世界に連れてこられていい匂いがする(果実だから)とか言われて、何がなんやら、何してくれてんねん!ですよ(巻き添えになってもう一人日本人のアイドルが転生しちゃいます)

そう、二人は運命の二人、ではないわけよ、アンブロシアはニキアスのための果実ではないからね。でも、ニキアスは神子だから本能でアンブロシアに惹かれ、藍はアンブロシアの本能から神子に惹かれるというところがある。

ここを超えて二人が心で愛し合うようになるってのが描かれているんだが、、さすがでした。どんなに厨二病炸裂しすぎでは?という設定でもついていけるのはこの細やかな心理描写のうまさなんだろうな〜。ニキアスが藍に傾くところは、そうよな、そうよな、最愛になるわな、って思うんだが、アイくんの葛藤が良かった。そりゃあいきなり異世界に連れてこられて遭難するわ殴られるわでえらい目に遭うんだけど、ニキアスのこと憎めないってなる、でも藍としてニキアスが好きなのか、、アンブロシアとして神子に惹かれているのか、自分の気持ちに整理がつかないってところから自分の気持ちを明確にし、自分の意思で二人のために行動を起こすところまでが終盤見事に描かれていてとても素敵でした。

 

もちろん濡場もあるし、それがちゃんといやらしくも洗練されていて美しく、とてもいい。攻めの体格の良さと男性美の表現がいいんだよね。途中媚薬出てきて、おっと…媚薬か…ってなったんだけど、その後の話の運びにうまく使われていて良かった。

決して濡場をメインにしている話ではないんだけどちゃんとBLに必要な要素を描いてくれていて満足度が高い。裸以外の場面で、今二人の体がどのような状態か(藍はだいたいニキアスの腕の中にいます)指でどこをどう触れたとか、そういう接触を細やかに描いてくれるのもいい。

 

二人の気持ちが高まって通じ合って力を得たニキアスは神様に会いに行く(当初の目的を果たすため、藍とずっと一緒にいるためね)藍はそれを待つ、そこに他の神子が現れて。。って絶妙なところで終わってます…下巻どうなんの?少年漫画みたいに永遠と神子のトーナメント戦がある…?いや、そんな単純な話じゃないわな。

果たしてアンブロシアはニキアスの果実となるのか?来年を楽しみにしています!

 

英雄はアンブロシアを喰む 上 (Ruby collection)

DEADLOCK3部作/英田サキ 先生

【ネタバレしまくりです】

最近BL小説を読み出しまして…DEADLOCK読ませていただきました!

BL作品は読みたいけど、もう恋愛だけじゃ満足できない…そんな今の私にはドンピシャでした。大満足。素晴らしく素晴らしく素晴らしかった。余韻がすごい。

3部作って知らなかったからDEADLOCKの最後の方でもう終わりそうだけどコルブスの謎とけるんか?って思ってたら続きがあった!DEADHEATとDEADSHOT(タイトルかっこいい)も一気に読みました…面白すぎる!!!!

(今3部作の次のシンプレックス読んでおります📕ロブ!ロブはいい男だ。)

 

刑務所で始まる物語、刑務所は…基本ダメなんだなw 冤罪で理不尽に檻に入れられ、実はFBIのスパイ活動をしていてで無法地帯を生き延びるみたいな話は心臓が持たなくて…

でもね、先ずこの表紙の絵が素敵じゃん…この二人の物語って絶対いいじゃんってなって読み出したらやめられない、止まらない!漫画では味わえない本格派犯罪ミステリーな訳よ!で、このユウトがBLファンなら、くぅ…ってなる要素の塊のような方でね…。

ストーリー的には、ずっと、どうなんの?どういうこと?黒幕がホワイトハウスにいる⁉︎え!って陰謀が明かされて行く過程も面白くて、どうなる?どうする?の連続なの!でもね、根底にユウトのディックが好きだという想いがこんこんと流れているのがいい、いい!このBLベースにどっしり犯罪ミステリー乗っけてくれるのがたまらなく良かった。

 

ディック…ディック・バーンホードも謎が多すぎて…でも魅力的なのよね…目が離せなくなる男、ユウトに感情移入して読んでるから、彼が一体何を考えているんだ?…ってずっとドキドキしていた。ずっと謎めいていたのにあの最初の夜(ダンボールの夜)のディックの熱さ…忘れられない、最高に良かった。ディックの感情が溢れるのと、ユウトが雌になるのがすごい良かった…最高に良かった。刹那の情欲だったとしてもそこに惹かれ合う二人がいたらこうなるぞ?ってのがBLうんぬん置いといて(いや置いておけないけど!)素晴らしく描かれていた〜!この夜の想いをずっと胸にしまって調査を続けるのよね、ユウト。切ないわ…(あと、1巻でユウトがガチで辛い目にあってさ…ギリギリで助け…られない!普通そうだよね。この人よく挫けなかったわ…いや涙した日もあったしずっとトラウマでさ…でもこれがこの物語に重みをつけたな〜)

 

言いたいことがありすぎてあっちいったりこっち行ったりですが…

 

ユウトが追うテロ組織の親玉が誰なのか?が物語の前半の焦点なんだけど、途中で、え?ネイサン怪しい…って正直思った、頭がよく見目がよく、キャラ立ちしている。でも、いや、このネイサンがテロなんてしないよな、動機ないしこんな人が無差別テロしないよ…む〜?だったの。実はミッキーか?ディックはない…ネト、いやネトはちゃうやろ?む〜?ってなってたら!やっぱネイサンだったとは!oh boy...ネイサンの豹変ぶりにびっくり仰天!で、ディックお前もか!てかてかCIAってどゆこと!でもそれなら今までの謎めいた言動も、なんかわかる!って1巻の最後は一人で脳内エライコッチャでした…。ユウトを間において因縁の二人の対決!映像見てるいるみたいだった!

 

ネイサンに関しては、納得感があった。刑務所でのネイサンとコルブスなネイサン、最後にネイサンってもう一度呼んでって言ったネイサン。この人のキャラクター設定が神だと思いました。はい?って思うところがなかった。悲しかった。こんな簡単に片付けちゃいけないんだろうけど、悪役を魅力的に描いてなんぼの創作物の中でも、暑苦しくないっていうのかな?淡々と自分の人生を生きている人って感じがしたというか。うん。死に際の描写も見事だったなあ。

 

ディックは途中はこいつ〜!って思いました、この作品読んだ人はみんなそう思うと思う。ユウトにシャワーを浴びる時間さえほぼ与えずに放り出す…ぐぬ〜〜〜!そして犬を犬って呼んで、犬の名前がアレで、最後の最後までなんか何も言わないのに、最後の最後になって…よおゆうた😭苦しかっただろうが乗り越えてくれて良かった。ユウトを離しちゃいかん。あいつはディックのために健気すぎるほど健気に頑張ったんだぞ!ロブにあそこまで口説かれても、Noを貫き通したユウト…わざわざ海辺まで飛行機乗って様子を見に行ったユウト、最初から抱きしめてやれよ!コンニャロ〜〜〜!だった。そして再会後のあの様子見て、あれ?もしかしてディックとユウトはマジでくっつかないの?(それもそれで大いにありなんですけど!ドキドキ!)と思っていたんですが「…行くな。ユウト」を聞いた時にはきた〜〜〜〜!!!ってなりました。そうだ行ったらいけん!くっついて良かったです😭最高のタメ、溜めてくれてありがとう、先生、ありがとう!

 

言いたいことたくさんあるのですが、最後に…ロブ!

ロブの方がいいよ、ユウト?って何度も心の中で言いましたし、あのホテルでの本格派口説きの時に一回してみたらいいのでは?って私は思いましたよ。もうしなよ、って思った。ディックが忘れられないのはわかる…忘れられないままでもいいから一度身を託してみたらどうだい?って思った。でもユウトはずっとユウトだった。ロブ…お前はいい男だ。ロブなしじゃ事件解決無理だったよ。脇キャラも個性派で魅力的で本当に面白かった。

 

BLでしか紡げないけどBLでは片づけられない最高の一作でした…シリーズ全部読ませていただきたいと思っております!

 

以上

DEADLOCK (キャラ文庫)

背中を預けるには 外伝 この恋の涯てには/小綱実波先生

【注:めちゃくちゃネタバレします】

背中を預けるには全3巻&番外編を読み直してやっとこの外伝を読みました。

ヨセフの話なのは知っていた。

ヨセフはルーカスが好きってのも知ってた。

ディルクはヨセフが気になってる、てのも知ってた。

ルーカス←ヨセフ←ディルク ルーカスはかつてのグラヴィスの立場に今回なるのよね…嗚呼‼️

 

で…どうなるの⁉️誰と誰がくっつくの❓と思いながら読み始めたんだけど…本当に展開が読めない壮大なラブストリーだった…お見事としか言いようがないというか…巧い‼️

本編の方はラブストーリーでありながら転生と国家間の争いと世代を超えた愛と憎しみと裏切りと…と盛りだくさんの要素で単なるラブストーリーではなかった…

外伝はもちろんその他のゴタゴタもあり、そのゴタゴタをきっかけに恋の涯てに導かれるところもあるが、めちゃんこラブストーリーだった。三人の想いで500頁紡いでたなあ。

すごい‼️

 

ヨセフ…ああ、ヨセフ。君はなんてかわいいんだ…こんなにかわいいとは気づいてなかったぞ。そしてレオリーノと馬が合うのが良くわかるった、主人が主人なら護衛も護衛とはまさにこのこと。剣は天才的に強いが、とにかくポヤポヤ♡強い意志を持った天才的剣士、レオリーノに心臓を捧げている、以外はとにかくポヤポヤ…愛おしいやつ…なんならレオリーノよりポヤポヤかも?と思わせるポヤポヤだった。

もちろん恋愛関係は身も心もまっさらで…10代どうやって過ごしたの?ってほどまっさら…

レオリーノそうだったけど、こんなポヤポヤな男がいるか!?って思わせない人物描写が上手い…ヨセフがどんな子かが良くわかるんだよね。

そのヨセフがイオニアを永遠に愛している王国軍副将軍ルーカスを好きになるわけよ‼️え!!!!初恋がルーカス…厳しいよ…ルーカスは死んだイオニア一筋、死んでからも一筋、もう死んでから19年だよ?ルーカスは本編でもそうだけどもう執着愛の男なのさ…

未練たらたらと言ったら言い方悪いけど、寝ても覚めてもイオニア。生きている意味、それはイオニアが守りたかったファノーレン王国とグラヴィスを守ること…まじか。

ヨセフ、無理だぜ?って思ってたんだけど、ヨセフは真正面からルーカスに想いをぶつけるのよね。試しでもいいから抱いてみてくれ!って、ポヨポヨのヨセフは自分にできる方法でルーカスを幸せにしたいって体当たりなのが眩しいというか良かったな。みてて辛いんだけどね、がんばれ、がんばれ…でも自分を大事にしてって思った。ルーカスは無理無理、それこそ自分を大事にしなさい、的なことを言いながら結局は相手をするのよな…私まさかほんとうにするとは思ってなかったからびっくりしたけどこの一夜のことはあるべくしてあったことだと思う。ヨセフのひたむきで純粋な愛がルーカスを揺るがしたのよね…

ルーカスはイオニア命だけど19年の歳月で彼の声さえもう忘れてしまってそれが自分でも悲しいのよ、そこに自分を純粋に愛する若者が現れてさ、そりゃ揺さぶられるのよね…無理はないと思う。てか揺さぶられて欲しいよ!読者も“今ある幸せを掴み取れよ、イオニアもそれを望んでるよ!“って思った。あの一夜があってやっぱ無理かって思ったんだけどルーカスがちょっと考えさせてくれって言い出してまじか?え?これはまさかこの二人本当にくっつくのでは?と途中思った。でもね〜ルーカスは最後までルーカスだった。とある事件で命懸けでイオニアの形見の剣をヨセフが火中から持ち出すんだけど、その時ヨセフよりイオニアの剣が戻ってきたことが嬉しかったことで自分の気持ちに気づくってなんて残酷なんだろう…剣の方が大事ってさ、そりゃないよ。でもね、このルーカスの気持ちの揺れ動き、自分よりイオニアの剣が大事って思ったその瞬間の気持ちもヨセフは全部受け止めるの…立派だった。自分の心よりルーカスの心を守る、ルーカスに幸せになってほしいって気持ちを優先して本当に偉かった。この心根の美しさを純朴にかつ美しく、でも白けさせないように書くのがうますぎるんだよ…!

ヨセフが自分の好きを否定しないでくれっていうところ、ほんとルーカスにはこれが必要だったよなって思った。彼はなんだかんだイオニアの気持ちも最後のところで信じていないからずっと自分はグラヴィスイオニアの邪魔した〜って悩んでるじゃん。もっと相手の気持ちを信じろよ、だよ。で、このヨセフとのやり取りでルーカスがどういう人なのかもよくわかった。「二人の関係の責任を全部自分で負いたい」んだよね…傲慢だけどそういう覚悟を持って人を愛する人なのよね、ルーカスって。だからあんなに愛したイオニアが完璧に幸せになれなかったことが許せないのね…

結局ルーカスは俺はイオニアを一生愛す、おまえは愛せないってヨセフを振る。

ヨセフも納得して貴族の立場を得るためにルーカスの義理の息子になるのよね…まじか。この恋の涯てには変わらないルーカスとルーカスをそのまま受けて止めて諦めて大人になったヨセフがいたね…

これは女性が恋愛に求めているものの終わりとしては完璧な恋の涯てだと思いました。

理想郷ですね。

 

で、この二人の話で終わらないのがこの外伝の肝ですよ。そうディルク‼️ディルクはなんて言ったってイオニアの弟、その生涯を兄が諦めざるを得なかった世界を実現するために自分の人生を捧げる男!重い宿命を背負った、いや自分で重荷を背負うことに決めている男…

そんなディルクは、レオリーノと共に現れたヨセフに心を寄せるようになるのよね、同じ平民ってことで最初は気にかけていただけだったけどいつしかそれは愛になっていたのよ!嗚呼、そうルーカスに想いを寄せているのも頭キレキレなディルクにはお見通し(あ、リーノさえ気づいていたからみんな知ってたけど)、でもそんなヨセフを愛おしく思っているんだよね。

ルーカスに面倒と言われたのを誤解して早く大人にならねばと焦って夜の街に繰り出したポヤポヤなまっさらヨセフを大人にしたのがディルクってのがすごい…ルーカスとの一夜の前にディルクとの一夜があるってのがすごくない?あの展開、え?え?え?まじか?ってなりましたよ…ディルクくん、きみってやつは…でも初体験としては一番いい相手だよね(言い方あれだけど)身元が知れていて仲が良い友人で(いや普通友人に貫通工事はお願いしない気もするけど…まあヨセフは馬の交尾しかしらなかったから、尻に出すって、え?w)。“愛される喜びを知ってほしい“って言ってヨセフの体を拓くのよ、その描写がとても素敵だった、ディルクは心と体でディルクを愛していたわ…素敵だった。BLってほんといいですね、ってなった。ディルクは近々ファノーレンを離れることになっていたから自分的にも最後の思い出、自分にできる形でヨセフを一夜愛してルーカスの元に送り出したようなもんだよね。兄も兄なら弟も弟だ。なんだか人のことより自分のことを大事にしてくれって言いたくなる二人だよ。平民の自分にはヨセフを本当の意味で守れない、平民も貴族も平等で愛を貫ける世界を作りたいって大いなる野望の前にディルクには余裕がなかった、んだよね。

 

結局ルーカスとヨセフの愛は実らず、そうなるとディルクとヨセフはどうなるの❓なんだけどここがめちゃくちゃ上手く処理されていて、うますぎる!!!ってなりました。ヨセフはルーカスへの愛を諦めた後ディルクの元に駆けつけるんだけど、ここで何をいうの?振られたばかりでどうするの?と思ったらさ…

「お雨がずっと探していた世界って、見えないだけで、きっともうあるよって」

「だから今度は…ディルク、おまえ自身が幸せになることを考えてくれ」

 

なくね…ヨセフは生涯イオニアを愛すると決めたルーカスを見て、この想いに至るわけじゃん。この物語は過去に囚われた人がたくさん出てくるけど、ディルクは後追いでイオニアの幸せのために生きているんだよ、そこから引っ張り上げてくれたのがこのルーカスを愛した涯てのヨセフだったよな。素晴らしい。

 

「どうか、俺を愛してくれ。ヨセフ、おまえとじゃなければ、俺は幸せになれない」

ディルクやっと言ってくれた。

 

その後、2年の時を経てディルクとヨセフはファノーレンで再会。ここで話が終わるのよ!見事だった…その後の二人について書かないってのがめちゃくちゃ良かった。(どこかで書かれているのかも知れないけど💦とりあえず本編をここで終わらせたのが素晴らしかった)

 

あんまりBL小説(ばかりかライトノベルと言われるもの全般)を読んだことがないので、相場がわかってないんだけど…このシリーズの印象は「高潔」。

“高潔な魂を持った男たちが愛と運命に翻弄されてながら懸命に生きる“ 

ドラマチックで美しいんだよね…創作物に求めているものをちゃんと読ませてくれるけど軽くない…白けない。なんでこんな物語が書けるのか…素晴らしかったです。ありがとう、先生、ありがとう、そしてありがとう…絵も素敵でした。

新作も楽しみです!

以上

背中を預けるには 外伝 この恋の涯てには【電子特別版】 (ルビーコレクション)

 

 

バニーハニー/八田野はるちか 先生

かわいい男の子バニーとひとときの甘い恋が味わえるお店 バニーハニー

お店で仲良くなってバニーがOK出せば(お金払えば)

お店の上のホテルでもっと仲良くできます

会員制で一見様お断りよ😉

 

このバニーハニーで繰り広げられる3CPの恋模様なんだけど…かわいい🩷

かわいい✖️10の23乗🩷とにかくかわいいの波状攻撃🩷かわいタヒぬ🩷

cannaでたまたま1〜3話かな?読んでこれいいじゃんってなってから単行本化待ってた🩷

 

先ずこの書影可愛すぎんか?かわいい…癒される…そうこの作品癒し効果絶大❣️🩷

で、口絵?次ページのカラーページは3CP揃い踏みでかわいいの🩷

今まで私は出会ったことのない可愛さ🩷味わい深いおしゃかわ🩷

言い方あれだけど素人感の抜けない絵が逆にいいのよ…私座裏屋蘭丸先生を神と崇めているようなBLファンだから超絶絵が上手くて洗練されまくっているのが基本好きなんだけど、八田野先生の絵ってうまいかどうかは私にははわからないんだけど味わいがあってさ好き、プロの漫画としてちゃんと成立している感じがするの…かわいいの…🩷(いや正直これには金出せないよ?って絵の人いるよ…商業誌でも)

でね、3CPそれぞれのお話が前後編で繰り広げられるの、1CP 2話分しかないのよ?でもね本当に味わい深くてちゃんと話が成り立っているの。昔の日本映画みたいなの。(多分…

話はシンプルなのかもしれない、でもね、奥深いって感じるの。短いけどその中に深い哲学的なものを感じるのよ…

BLの良さって話の薄さ的なところもあると思うの、女性が安心して読めるえっちな娯楽本でもあると思うし、そこがいいのよ、ただまあストーリーはないね、ってことはある(それでいい)でもね、この作品一見ストーリーあまりないようでなんかね、すごい深さを感じるんだよね。私は大好き。

 

1CP目:フツリーマン本多さんとバニーのコトくんこと寿くん(大学生)会社の先輩?上司?にバニーハニーに連れてこられてコトくんの可愛さに撃ち抜かれたの🩷

でもね電車でオフのコトくんに会うのね、思わず追いかけちゃうけど、ダメだよって言われる、外では恋できないって。お店に通い詰めるけどなかなか会えない(お小遣いギリギリー成人男性がお小遣いっていうのが可愛かったーまで通うのね)。本多さんやっとコトくんとお店で会えて、もっと触りたいっていうけど、お金なくてホテル分まで払えなかったのね(こんな展開BLである?すごいここも好きだった)そしたらそこにオフのコトくんきてね、なんでハニーバニーで働いているかを本多さんに話すのね。お金使わせてしまうから罪悪感も感じるってのも。そこでコトくん「だからさっきの本多さんえらかったね」ってお金なくてホテル分払えなかった本多さんを褒めるのよ。これがなんかグッときたの。もうお店やめる、っていうコトくん、もう会えないんだな…ってなってたらプラベの寿くんのコトくんが本多さんとこに現れて…

このCPに関してはコトくんがお店だとかっわいいのにプラベだとすごいフツーの男の子なとこのギャップが好きだった。でね、コトくんが本当は割り切らない本当の恋したいけど勇気ない(でも男の人とはエッチしたいってことでお店で働いているのね)でもちゃんと向き合いたい人が現れるって、よくある話かもしれないけど、感情の流れが自然に感じて好きだった🩷本多さんいい人なのよくわかるもん

 

2CP目:ハニーバニーのフロア長メイくん(バイトリーダーみたいなのかな?バニーを仕切っているの)と常連客の高野さんのお話。この二人のやりとりは昔の日本映画みたい感が強いというか…遊郭の話っぽく感じた。メイくんのコアとなる部分がね、「可愛いものが着てみたい」なんだよね。高野さんはここを大事にしてくれる人でね。メイはインラブなのよ…「ラブインメイ」ってタイトル可愛すぎんか?

メイくんは見た目すごい女の子というか性別を感じなかったんだけど、これにすごく納得いった気がする。生物学的に男性でも、女性の服のようなシルエットの服が着たい、それをきた自分をかわいいと思ってもらいたい、男性に抱かれたいって思う男の子っているよね、それは生物学的な性別がどうであれ、自然な欲求としてあるよね、って思ったというか。受けが女の子なBLってあまり好きじゃないんだけど、一体何を持って「女の子」って自分は思っているのかな?って考えさせられる(大げさ?w)作品だったな。

二人は両思いで気持ちも伝え合うんだけど、メイくんはすぐにお店を辞めないのもなんか遊郭で旦那さんと大瀬を重ねる花魁ってこんな感じか?って思った。プロ感があるというかね。あ、でもメイくんはホテルには高野さんとしか行かないのよ😉

メイくん高野さんに可愛がられている時とっても幸せそうで、こっちも幸せになった…かわいい🩷高野さんの「抱きたい メイくん」ってど直球具合も時間を無駄にしない大人の男感があってよかったよ。高野さん衣料品メーカー勤務でかわいい服をメイくんにプレゼントするの🩷素敵じゃない?

 

3CP目:バニーハニーの黒服で衣装お直し係のアキラくんと大学生で同級生だった山雅くんのお話。アキラくんは今回の受けの中では一番普通の男の子(バニーじゃないからね)。しつこくアキラくん指名の山雅くん、でもバニーじゃないんで無理っすなのね。でもメイくんの計らいで今日だけなってコトでアキラくんバニーやるの(対山雅くんね)バニー服が完全に似合ってない!w それがめちゃ可愛かった🩷

アキラくんも大学で服飾を勉強していて今はデザイン会社勤務、そこの所長さんが服のデザインもしていてバニーハニーは所長のおつかいというか、服の勉強で行ってるの。山雅くんは大学でほつれたボタンを直してくれたのがきっかけでアキラくんに興味を持ち、アキラくんの服に目を奪われ本人にも目を奪われ…ってなったの(高野さんの部下)。それをアキラくん言ったら最初ね、キョトンだったんだけど嬉しいのよ、アキラくん。でもバニーじゃないからどこまで許してくれるってきく山雅くんに「ぜんぶ だめ」っていうの。かわいいの🩷すごく嬉しかったんだと思う。自分が大好きな服飾認めてくれてさ。それがすごい表現されていてアキラお前かわいいか…バニー似合ってないが…🩷でね、描き下ろしで自作のバニー衣装(かわかっこいいの)を山雅くんに見せるの。かわいいの!すごい似合っているの。なんかね、純粋な恋って感じがしてすごい好きだった。

 

3つとも自分の大事にしているものを安心して曝け出せる相手に出会えた、って感じがして、激しい性愛とかではない、心理的安全性の保てる恋が見れてすごい癒された。

BL的な恋物語とちょっと違って現実味があるというか(いやあんなクラブがあるのかは置いといて…いや六本木とかありそう)自然でストレスなく読めてうるさくなくてすごい好きだった🩷何も考えなくても話が入ってくるの、で、薄くない。味わい深く洗練された哲学的なものを感じるのさ、説教をしない哲学っていうのかな?

 

座裏屋先生の話とかめっちゃ凝ってて計算されていて、でも、読んでてストレスがないようにしてくれているのよね。シャングリラとかあのフィーとアポロが心を通わせるのが入ってくるんだよ、何も考えなくても入ってくるように描いてくれている。それと同じでさ、本作も読んでてストレスがない、どういうお話かが自分の中でストンとくるの。話を作るのがすごい上手い気がする。さすがCannaに見そめられるだけのことはある感じする。(あ、偉そう💦

Cannaってさ文芸誌感があると思うのね、純文学的な?一筋縄ではいかない、作家の世界観確立していて唯一無二って感じ?(座裏屋先生、朝田ねむい先生、芽玖いろは先生という私の神10が描いているってのもあってそう感じてる気がする…)そこの入ってこれるのがわかる気がする。全然作風も画風も上記の先生と違うけど世界観が確立しているって点ではなるほどな感じ(あ、どんどん偉そうになってる💦ごめん でもブログだから忖度なくかくの🩷

漫画家ってたくさんいるし、絵の上手い先生もたくさんいるしで、やはり大変だと思うよ、売れるのも大変だろうし、売れ続けるのも大変。そして、自分は自分人は人、をしないとやっていけないけどこれが言うは易しで本当にこれを胸に創作を続けられるかにかかっている職業だろうなって思う。

八田野先生はそこをちゃんとやっている先生なのかな?って思った。自分ができることはこれ、自分は自分の道を行く、って基本を忘れていない先生な気がする。だから世界観がちゃんと確立していて他の漫画とは全然違うなって感じがしたのかなと。まあ今回単に作品が刺さっただけかもしれんがw とにかくめちゃ好きだった。お金出してよかったし、何度も読み直したい作品でした🩷癒される…

 

ワイもバニーハニーで癒されたい…やはり仕事の疲れはお金をば〜って使ってああいう大人の遊びをしないと癒されないと思いましたよ…(あ、実際は部屋で漫画ばっかり読んでいます)