BL漫画感想ブログ

BL漫画ファンによる感想ブログです♡雑記含みます

CALL/朝田ねむい 先生

はぁ疲れた ありがとう じゃあね

 

で本当に飛び降りたんだよ アキヤマさん 漫画だと普通はハルくんに会ってやっぱり人生捨てたもんじゃないってとび降りないことにしたってなるよ?

でも本当に飛び降りたんだよ さすが。これで物語を紡げるってすごくない?

 

疲れた中年が読むと毒にも薬にもなる漫画 CALL

面白いって言葉では片づけられないよ

アキヤマさんの疲れって人類が皆抱えている疲れだと思う

 

「なんだか急に疲れて これから先もこの毎日と人生が衰えて死ぬまでずっと続くんだって気が付いたら とてもじゃないけど もう生きたいとは思えなくなった」

これな…これに陥らないように家族を作ったり恋人作ったり趣味に没頭したり犬飼ったりしてる、まじそれなハルくん。恵まれた人生を歩んでいると思うけどこれからあと何十年かこの生活を続けるのかあ…ってあさ起きたときに考えることがよくある。何かがすっぽりないって感じて虚しくなるというかな。

アキヤマさんと同じとこまで行ったら多分同じようなことしそうな気がする…しないかな?人生の最後に何がしたいか?仕事したくないくらいしか思いつかないかな…碗先生に手紙を書くかも。アキヤマさん元からの性格があると思うけど相手がどんなにクズってわかってても、ここまでいくと仏の気持ちになるんだろうね。もうお金も持ってても仕方ないしね。なんか一緒にいて楽しかったんだろうな。

 

飛び降りて奇跡的に一命を取り留めたアキヤマさん(よかった…あれで終わってたら、まあそれはそれでよかったかもだが)ハルくんと再会するんだよね。これってハルくんの再生ストーリーなんだよね?って今日おもた(今日?)

アキヤマさんは死んで生まれ変わった…わけではないけどとにかく今は生きている。二人の間には5年以上の月日が流れるんだが。綺麗な空を見て誰かを思うってそれはもう恋なんだろうな。そんなこと考えたこと人生で一度でもあったか?って今思ってゾッとしたけど…多分覚えてないだけってことにしとこう。

 

終わり方がな、ちゃんとロマンス?っぽいのもこの作品が好きなところ。こっそりメニューで隠してキスするんだよね。愛だの恋だのを経た先にある情のようなものを描くのがうますぎるんだよなあ。でもいいふうにロマンスに仕立てている。BLをちゃんと外さない(その過程は大気圏突入くらいしているけどさ)

どういうものを見て読んでどういう経験をするとこういう話が描けるんだろうか?なんかすげえんだよなあ。

みんなが呟いている(もはやエックスってるっていうのかな?)新刊も気になるんだが、結局神10の作品を永遠に読み返すのであった…慢性的すん期ざんす。

1ページぶち抜きの街の絵もすごいんだよね。

 

「俺のために生きてとは言わないけど 生きてる間は俺といたっていいだろ?」

他人のためには生きられないけど、生きてる間に一緒にいたい人がいるっていいなって思えマシュた♡

(ここから雑記)かかんでもいいことだがもう、もやもやしまくるから書いたろ〜プププ〜

もう何もする気がしなくなって6年強なんだよね…うまくBLにはまれたからなんとなく毎日時間を過ごせるようになってよかった気はする…ツイッター(Xになったね、Xってなんやねん…でもイーロンマスクの私物だから文句は言えない)も楽しかった。

でも雑音に感じてきちゃったんだよねw うるせえなあって思うことこれまでもあったけどまあ、まあ、でも楽しいじゃんって思ってたんだが、最近 もう黙れや的なことがあり…私のツイ見てくれた人もいるかもしれんが、手紙に何書くなとかいうやつ?あれでもうenough is enough 戯言も大概にしろやってなったんだよね。

発端の人は誰か知らんからいいんだが、それにプロの漫画家が便乗しているらしいってのを聞いて(どこまで便乗しているかは正直知らんのだが、それが盛り上がっている?らしい?ってこと自体に反吐が出る)、いい加減にしろよってなんかおこになっちゃたんだよね…疲れているからおこなのかな?って思ってたんだけどやっぱり根本的におこになった気がする。ぷんぷんよ。レビューにあれ書くなこれ書くなも、正直どうよ?って思った。あの時は好きな先生だからまあね…って中立な気持ちでいれたが…絵が好みじゃないけど読んだら面白かったって正直に書いて何がいけないのか正直わからん…読者は作家をヨイショするのが仕事じゃないからね?そして、ファンからもらう手紙にまでいちゃもんつけるような風潮は、お金もらって漫画描いている社会人がいうにはちょっと呆れてしまうわ…いちゃもんつけてもいいけど外でいうなや。

でもまあいい機会だったな、応援疲れしていたからやめよっと♡漫画は読むよ〜♡はいなんのこっちゃ オコオコ。

 

 

 

カラーコレクション/芹澤知 先生

絵がね…美しいのよ…

(あれ?この作品前にブログ書いた気がしてきたが、ま、いいや、だれも遡ってみたりしない)

何も考えずただただ美しい絵が見たい時は芹澤知先生だな

同じ大学を舞台にした3CPのオムニバスなのよね

お話はとてもBLらしくてシンプルなのね、それぞれのお話が短いこともあるし、どのCPもまだ出会い編って感じかな?

Cheesyな側面は正直あると思うんだけどね、いいなって思える。

BLらしいセリフ、青春のキラキラ✨が爆発していてさ…なんといってもミハイル…ミハイル・マルコヴィチ・ニジンスキー様の魅力よ。ロダンならここで抱くよ は名セリフだよ。

セリフもモノローグも、おお、おお、王道、度直球…なんだけどね…最終的にはこれでいいんだよって思えるというか、とにかく顔がいい、体がいい。

 

「初めて感じる焦燥感も胸の痛みさえ愛おしいのは きっと恋だから」嗚呼、素敵

「あなたの一番綺麗な姿は俺がこの世に残します」嗚呼、素敵

「先生…残りの人生…誰かと生きてみるってのはどうですか?」嗚呼、先生

「彩輝が可愛いってこと俺だけが知ってればいいの」嗚呼、正しい攻めのセリフ

 

芹澤知先生の心の健全さというか、キラキラを失わないぞというコミットメントみたいのが伝わってきていいんだよね〜キラキラするの✨

そしてミハイルですが…ヌードモデルな元バレエダンサーのロシア人。えっと攻めじゃん?攻めじゃん?主役じゃん?相手は彫刻家の卵 ほぼモブの高木くん(ごめん)受けじゃん?受けじゃん?王子様に抱かれて一皮剥けるとか思いきや、王子様を抱いて一皮剥けた…まじか!

初読時あまりの変化球に、うん?は?ってなりましたね。その他はほぼ王道なのにいきなりすごいところから変化球投げられて…んんん?やったね…ってなったのね、逆体格差なのよね、いいな、ちゃんとミハイル抱かれてていた。いいな。いいよな〜。

 

それぞれ特徴あるCPでさ、一冊に3CPはちょっと多すぎたと思う、まさにそれぞれのCPのプロローグを一冊にまとめた感があって、できれば1CPずつゆっくりじっとり読みたいぞ?だったなあ。いや続きがあるって聞いたことあるから読めるはずだ!そうだ!楽しみだ!

グレープフルーツムーンも秘め婿も好き!雪の妖精もめっちゃ好き。なんかね、これほど綺麗な絵を見せていただけるならほんと満足だよ、ありがとうって感じだよ。カラーページも美しすぎるでしょ!

キラキラを失わずこれからも良い作品をご提供いただきたい!ミハイルをいただきたい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なつめさんは開発かれたい/マミタ 先生

「僕できたね ちゃんとできた」

正直マミタ先生の作品はダメなのもある(忖度なしに書きます)

受けがあざとすぎてギリギリだなって感じる時もある、この作品はそういう意味ではギリギリなところもある…こんな男はいない…が、それを差し置いても、泣ける

 

全国民に読んでほしい 教科書に載せて欲しい これぞ正しい性教育だと思う

BL漫画だけど女性の性的なことのすっごくセンシティブなところに真っ向から光を当てていると思う。照れずによく描いたなあというか。BLをフル活用させているなあ。

マミタ先生は戦略的に色々狙って漫画を売れる描いているのかな?って思うところもあるんだけど(狙いすぎというか、でも狙って売れる漫画描けるのはすごい、もちろん。実力があってこそですよね)そこを凌駕する良さがこの作品にはあるって思う。

 

男性がそういう性的行為に求めることと女性が求めるところはやはり違うと思う

もちろん優しく寄り添ってくれる人も40億人の中にはいるとは思うが…うん…

女性にとってはやはり身体的&心理的な安全性が担保されないとその先の快楽には辿り着けないと思う (今性病もすっごく増えているらしいし怖いよね)

体の構造上的な違いもあるしそれを理解できる男性はかなり少ないと思うな…わかってるっていう人ほどトンチンカンな気がするし。ソクラテスに習いなさい…

 

BL漫画なんだけど、イケメン二人がそういう行為して、ああ、えっち、とは全く違うんだよね…ある意味とても異質な気がする。

この漫画の良さを本音で他人と語るとなるとどうしても自分のことを語らざるを得ないところがあると思うから恥ずかしいというか、なかなか信頼できる人じゃないとね…ってなるね。

なつめさんはだいぶデフォルメされたキャラクターだとは思う。女性の苦悩を投影しているキャラクターで男性感はほぼない(あれはついているけど、まあおまけだよね)見た目が女性っていうのではなくこの物語のテーマ的に女性の象徴的要素が強いと思う。

コウくんは女性の夢と希望と理想を凝縮したような人だよね、誰でも多かれ少なかれこういうことを言ってほしい、こういうふうに触れてほしい、こういうふうに安心させてほしいって思ってると思う。それをイケメンがズバッというわけよ。は?ってツッコミ入れる前になんか、ああ…これなんだよね…って思うんだよな。

少女漫画とかTL(?)でやられたら、対等感がもっとなくて気持ち悪い?って思った気がするのね。男性がうぶな女性を開発するぞ的な要素が強くですぎて、やめてくれ…ってなった気がする。

やっぱBLの良さって恋愛する二人が対等じゃん基本。そこが好き。やはり性差ってのは人類が越えられない壁だと思う。染色体が違うんだよ?全細胞の。そりゃ違うよ。生物学的な違いは理性では越えられない。(と私は思う…いやブログの全部が全部“と私は思う”なんですけど needless to say)

だから男性同士という性差がないところから始まる人間関係はフラットに楽しめるし、理想の人間関係が描かれていても純粋にキュンキュンできるさね。女性にめっちゃ優しい男性が描かれていても、はい嘘、って無意識に思ってしまうと思うんだけど、BLだと自分は蚊帳の外で理想の人間関係が見れる。癒される。

そういう意味でもこの話はおふとんうまくいかない男性が理想の男性に開発かれていくのを見てやはりカタルシス(使い方合ってる??)感じざるを得なかった。久しぶりに読み直したけど、やっぱりすごいなあって思いました。

 

 

 

 

ウルフハウンド/芽玖いろは 先生

邑さん誕生日おめでとうございます🥂

私が資産家の娘ならマンションプレゼントしたいけど、賃貸住み地味をた底辺サラリーマンなのでブログるかエックスするしかできない…

 

「ウルフハウンド」は「青くて苦い」で蓮を仕込みまくって女抱くと男に抱かれたいように仕込んだ伝説のホスト、今ホストクラブオーナーの邑さんの現役時代のお話なのよね。とにかく「青くて苦い」が神作じゃん?あれ以上のホストBLない。そこで主役CP喰っちゃう勢いで登場しているのが蓮を拾って稼げるまでに仕上げた邑さんなのよね。施設を飛び出した蓮をちゃんと高校にも行かせ女から金を巻き上げる手練手管を教え込んだ邑さん。女の抱き方教えるところが、うわ〜〜ってなったのね。

BLでは女性はモブか悪役じゃん?でも芽玖いろは先生のホストシリーズにはよく女の人出てくる、そりゃそうだよね、ホストもので女出さないわけにいかない。そしてちゃんとそういうシーンも描くのが痺れるんだよね。女性も個性豊かで美人でおしゃれでさ…いいのよ。ヒナもとんでもないけどよかったよ。

蓮の前でわざとヒナ(資産家の娘ー転生したら魔法はいらん資産が欲しい)にぶち込んでさ…いい。いい。芽玖いろは先生って男をメス化させる天才だと思うんだけど、この女側になりたいってとこを女性を置くことですっごいうまい描いてるんだよなあ、特にこのホストシリーズ。(あ、有朋はちょっとちゃうぞ。あれは自分の太客が好きになった歯医者に恋しちゃうんだよね)

で、ウルフハウンド、最初困惑したの、まず邑さんがゲイだってことを飲み込むことを理解するのも苦労?したし、あんな突っ込みまくってたのに今回受け?え?わかるけどわからんし、設定うますぎるけど、なんなら弥勒も抱けるぞ?って感じなのに?え?色々え?え?だったの。弥勒もどこから湧いたどんな男か全くわからんかったし。ただ、じっくり読んで見るとああ、邑さんにとっては弥勒が良かったんだよね、ってちょっとわかった気がする。たぶん。あれは蓮にはできんことや。

金=愛の世界で育った邑さんにとってその価値観って一生変わらないと思うし、それって真実だと思う。愛じゃ食っていけないよ。だから蓮を拾ったのは気まぐれだったとしても邑さんは蓮に自分の信じる愛を与えたんだよね。学校に通わせてたしさ、あ、自分の女抱かせてたけど…まあそれも生きていく手段を教えたんだよ。

そんな邑さんでも、やっぱり親から受け取れなかった、捨てるしかなかった、誰もが邑からむしり取ろうとした「情」を抱え込みたいって気持ちがあったんだよね、それを邑さんの懐に真正面から入って与えようとしたのが弥勒だったんだろうな…って思いました。人間らしい人なのよね。

まあね、なんといってもね、とにかくね、ビジュアルがしんどいほどいいのよね。そりゃ女性が身を崩しても入れ込みたくなるわよ。芽玖いろは先生のキャラってほんとビジュアルしんどいほど神な人しかいないんだけど、邑さんはちょっとずば抜けていた。メガネもずるいの。小さい頃もずるいの。現役退いてからのおひげもずるいの…ヲタク限界おばさんには受け止められない神ビジュアル。かっけ〜〜男の色気凝縮した夢のような怖い男性よ。

はい、この人が蓮を仕込んでいるシーンで芽玖いろは先生に完全に落ちたんだよね。

BLじゃ地雷とまでも行かなくてもあまり描かれない感じがまあEROすぎてね。ドキドキ…ハラハラ。最高。

好き(タマの感じでよろしく) 芽玖いろは先生💜

Again HBD 邑さん!

 

 

縁交わるはぐれもの/トビワシオ先生

芽玖いろは

くれの又秋

トビワシオ

 

この有名な俳句にお名前が入っているようにお布団シーンエロすぎて逮捕しちゃうぞ3賢人のお一人トビワシオ先生…おおトビワシオ先生(飼ってるネコチヤンがこれまた可愛いのよね…

 

なんかね、人間と鴉天狗のCPで、それぞれ人間界と鴉天狗界ではぐれもの同士なのね…二人の縁が交わった時そこにはミラクルハップンよ!

話もめっちゃいいのね、途中BLなの忘れちゃうの。バトルシーン的なものが素晴らしくてね…え、、BL以外描けばいいのでは?って感じで絵に迫力があるの…上手いの、めちゃ絵が上手いと思う!

でも、1ページめくるとそこはBL界…腐海最高。王蟲でよかった…(ナウシカちゃん好きよ〜

 

まじで、まぐわいのシーンがうますぎる!うますぎる!うますぎる!

白い鴉天狗の那戯!ああ…ビジュアルが優勝ですか?優勝ですね?ああ、やめて、優勝しすぎている…えっと藤井聡太くんくらい勝ちまくっていて大変。

祓魔師の一沙くん、普通の男の子なのよ〜いい!だけど、変なものが見えるせいで親に捨てられ周りに馴染めずお寺に預けられて(そのご親行方不明)孤独に育つ。友達も気持ち悪がって近づかないし、誰かと親密な関係になるのを諦めているの。で今は祓魔師しているの。

最初は強い人間と交わって力を得ようと一沙に近づく那戯なんだが、お互いの境遇が似ていることを知って段々と気持ちが通っていくのよ…尊いの!!!!!抱きしめられたのなんて初めてだ…ってなるの。そこがすごい好きだった…あ、すごい誰かと近くにいたいって思ってたんだな、って。

で、お互い“一緒にいたい”ってなるのよね…とにかく尊いの…すごいいい話で中身がぎゅうぎゅうのいい話よ。もっと波乱とか展開とか読みたかった、一巻で終わるのが惜しすぎる!!

 

気持ちが通じ合ってからの初夜の尊きこと山の如し(風林火山!)武田信玄も真っ青よ!

「俺にお前を愛させろ」_:(´ཀ`」 ∠):

トビワシオ先生の上手いな〜ってとこは、どんなに乱れようと絶対そこにいそうな男の子感を崩させずに、かわいい…、って思わせるところ。かわいい、って思わず声に出ちゃう。こいつかわいい、のかわいいよ…

で、迫力あるけど思いやりがあるせっせで気持ちがよさそうなのがめっちゃ伝わる…私が冒頭に挙げたBL3賢人に共通しているのが、すっごい気持ちいいんだろうなあってのが伝わるの…攻めがちゃんと上手いのが伝わるのよね…すごいのよー(最近ソウマ🍁くん喋りにハマっているのよー飽きるまでやるのよーねえ透〜)

ということで青年誌のバトル漫画描けばいいのにって普通に思っちゃう画力と絵のタッチかつ王蟲が大量発生必須のこの腐的魅力満載の「縁交わるはぐれもの」めっちゃ推したいのよ〜!

 

 

 

 

 

 

 

飢えた犬は肉しか信じない/暮田マキネ先生

新刊嬉し〜〜〜💖

作家買いしてる先生のお一人 どれ読んでも間違いない

BL漫画らしいBLで感情が重いんだよね…で、絵が滑らかで綺麗

若い人のお話が多いイメージ?(明は大人だったが真が若かったな)だったんだけど今作のメインCP(って言っていいよね?)の二人がめちゃ良かった…ということで今回は3話までのCP 山城&沢渡ペア(フィギュアよび)について書きたい!

 

再会ものなのよね、再会まで19年!長っ!13➕19=32歳かな?二人とも。

中学の同級生で、沢渡くんが山城くんに勉強を教えたのをきっかけに仲良くなるのね、勉強教えていた時に沢渡くんが言ったセリフがなんともいいの。

一つは、中学でたら働くって言った山城くんに言った「自由になりたくない?」。勉強すれば将来の選択肢が広がるって。それよ、学生の時に勉強する理由って単にそれを学ぶのが楽しいからというのともう一つは将来の選択肢を広げるってことだよね!そうなんだよね。これ聞いて山城くんもハッとするのね。おばあちゃんと二人暮らしで金銭的にも苦しかっただろうし、将来を明るく見ることが難しかったんだろうね、どこかで諦めている。そこにふと光を投げかけたんのが沢渡くんだったんだろうな。

2つめは、家でも学校でも扱いづらいって言われてもう一人でいいやって思ってた沢渡くんがそれが強がりだったってのを山城くんといて気づいたっていうとこ。こんな自分の心も柔らかいセンシティブな場所を他人に素直に晒すか?普通?一緒にいて楽だったんだろうね、なんだか馬があってお互い楽に呼吸できるって感じだったんだろうなあ。一生付き合える人だってねお互い思うのね、

で二人は気持ちを寄せ合うんだが、ある日居眠りしている沢渡くんに山城くんふとキスしちゃうの。好きになってたんだよね。びっくりして沢渡くん山城くんを突き放しちゃう、なぜ?ごめん?お互いこれが言えずにそのまま疎遠に…で、19年!なんてこったい。

沢渡くんの子ども(離婚しています)をきっかけに再会。でもね、お互い忘れられませんよ!特に沢渡くんが19年かかえた気持ちを表現したモノローグ(膿ましも治しもせず)が上手い〜って思った…マキネ先生節だよね〜あとさ“不毛な問いに救われる“ってとこ!どれだけのクソデカ感情やねん…でうなった(最初意味がちょとわからんかったがわかったと…思う。多分)

山城くんは一見大人で、立派になっていて仲間もいてあのキスなんて忘れた風、困ったことあったら(沢渡くん離婚後子供一人で育てているの、宙〜かわい子ちゃん〜抱きしめていいか〜〜〜ごはん食べさせてたい。。ううう)頼れよ(サラリ)なの…でもね、一皮剥けば倒れて弱った沢渡くんに手を出す執着ぶり…

とにかく話の流れも何もかもめっちゃ良かったんだけど、なんと言っても二人の醸し出す大人の雰囲気がまじ大人だった、ちゃんと大人でちゃんと男の人だったのがめちゃ好きだった。えちも男同士感強くてよかった。

今までも先生の作品にかっこいい攻めはたくさんいた、が、今回なんか違うの!雰囲気というか纏う空気がちゃんと大人の男でさ、だいぶドキドキしたよ。なのに二人とも19年前の初恋を中坊の時から後生大事に抱えながら生きてんだよ?すごくね?すいもあまいも…なんだけどピュア。いい。大人の建前的なところを見せている緊張感、それが崩れるあの危うい感じ。弱っているところに手を出すってさ、なんかいいよな。直接的で。それをあかんかってすまんとか言って、おいずるい大人か!なんだけどその山城くんの鎧を剥がしたよね、沢渡くんは。だって19年募らせたんだよ、後悔と自分の思いを…良かった。そう沢渡さんも受けだけど大人の男感が出ていたのがたまらなかったのさ。

マキネ先生の受けは可愛いが大原則な感じがしてたから(天はかっこよかった、明は…ダメな大人だった)、今回沢渡くんが可愛さもあるし美人ではあるが疲れた男って感じがしてそれがドキドキしたんだよね…絵がちょっと変わったかな?(まるたちはますます可愛くなっていたが…)かっこよさとか大人の色気をより強く感じる画に感じたのよね…

はい、星夜くんのビジュアル最強。パレードしたいくらいかっこよかった。好き。

一言でいうとこれだね。

 

後の2CPもすごいよかったけどこれはまた今度でも。2CP目はともだち終わりでも全然よかった気がしてBLって感じが途中まであまりしなかった。若者の悩み…って感じ?それが新鮮でなんかよかった、ああ、若者って感じがした。

 

はい、やっぱり買って損はさせない先生、暮田マキネ先生、最高でした!

次の新刊も涎と汗垂らして待っていますよ✨

 

 

 

アイ、セイ/朝田ねむい 先生

新刊の感想も書きたいが、今日は久しぶりに読んだ「アイ、セイ」

 

全く違う4作品が収録されているの、さすが〜どれもいい!

 

  1. ディーン:特殊性癖のためお付き合いまじで難しいコトちゃんとお巡りさんのソノ、高校の時からの10年来の友達。コトちゃん友達と呼べるのソノくらい。ソノのこと好き。飲みとか誘ってくれてすごいいい奴なソノ。コトがゲイって知ってる。で、あの好きなんだけど付き合わない?ってある日言ってくる?コトは、まじか!嬉しい!なんだけど、でも…性癖のためやっぱり難しい…ってなり…… でもねコトは真実の愛で特殊性癖を克服(?)するの。「必ず最後に愛は勝つ」的な話と言ってしまえばそれまでなんだけど、朝田ねむい先生が描くとそれはもう別世界。コトの苦悩と恋の喜び爆発、異常者的性癖爆発で、面白いわ、しんみりだわ、最後拍手したくなるだわ。素晴らしいか!
  2. クラスメイト:ひどい。どうしていいかわからんが朝田ねむい先生の性癖だから仕方ない。「愛は人を歪ませる」なんだろうけど…ひどい…が哀愁(で片付けていいのか?)と歪んだどでか愛情を感じました。とってもひどい。
  3. ハレの日:単話配信で読んだことあるんだけど親の愛が真正面から描かれていて、学校の授業の教材にしたらいいと思うの。すっごいいい話で「自分より愛せる誰かがいる幸せ」みたいのをど正面から描いている。が、やはり朝田ねむい先生が描くとど正面いい話もウィットに富んでいて説教くさくならず心に染み入って面白い。父ちゃんが人間的に可愛いのもいい。でもちゃんとおや。
  4. 「アイ、セイ」:セフレだと結局なぜ辛いのか?の正解をど正面からぶつけられていて、いや〜せっせだけで満足だもんって思ってるとしても、アイくんのセリフ聞いたらちょっと黙っちゃうよ?ってなる。でもやっぱり描き方が面白くてセイさんの苦悩がリアルでせっせが良い。アイくんがいそうな人というか別にセフレだからってセイさんを邪険にするでなし、でもセフレだからこそのぶっちゃけでさ。素晴らしいか!まあどっちを取るかになるよね、最終的にはな。

 

クラスメイトは置いといて(ごめんな委員長)他の3作は「愛」について照れずにどどーんと描いている感じがするのね、でも表現方法が朝田ねむい先生らしい洗練さがあってこっちが照れずに受け止められるし身に沁みる。クスッと笑っちゃう面白さがあるから泥臭くならず白けもしない。まじで素晴らしいか、だよ。朝田ねむい先生読んじゃうとほんと他のBL読めなくなるって気がする(あ、もちろん読んでるけど👍)

絵もストーリーもどこから出てきた天才なんですか?って感じ?最初全然好みじゃないって勝手に決めつけて読まなかった自分をメっしたい。一度読んだらもう病みつきだよ…

BL読まない読者さんにも勧めらる面白さがあるって感じする。

書影もオシャだよね。セイさんがんばれ?w