BL漫画感想ブログ

BL漫画ファンによる感想ブログです♡雑記含みます

akabeko先生と私

タイトル微妙だけど許して…

昨日は鬼滅を見直して他の先生の作品をじっくり読むつもりだったが突然のakabeko先生のらくがきスペース!リスナーのお題に答える形で色々描いてくださった✨私は流川くんと美馬さんに一番興奮したかな😍いや全部素敵だった、嬉しかった✨ということで、今日はakabeko先生について

 

最初に読んだのは「落果」それまで読んだことのない激しい描写にびっくりした気がするなあ…リンゴさんも顔傷だらけになるし大倉の歪な(?愛の形(?にお…おお… そして後に先生の代名詞となる「蜜果ースピンオフ」のあの店長のフルコース!あ…ああ…おお…オッフ…だったなあ。すごい鮮烈なイメージを私の中に残していった気がします。

でもakabeko先生に付いて行こうと決めたのは次に読んだデビュー作「蝶と花の関係性」‼️蝶野一片さん…ああ運命の人…

ビジュアルが好きなところしかない…そして本当の意味で優しい人…壮絶な過去を持ちながら淡々と生きるその姿、弱いところがあるのに圧倒時に強い、身体的にも精神的にも強い、中性的な見た目とその圧倒的雄感と菩薩のような優しさ…アンビバレントさにもうやられましたね…私はたおやかな女性性を持った男性の雄感が大好きです。で、人の要望をきっちり理解するこのスマートさ。これはなかなかできませんよ…

 

akabeko先生は蝶花のようななかなか難しい話を描いても白けさせない。人生経験の厚みが作品から感じられるというか、先生自身が色んなことを経験したり考えたりして消化後にBL漫画に落とし込んでいる感じがするからどんな話も嘘っぽくない!かつBL的ファンタジー感、THE漫画感もふんだんにあってエンターテイメント性が高い!

私は漫画をたくさん読んできたわけでもなんでもないんだけど多分玄人に受ける漫画なんじゃないかなあって気がします。いや素人の私でも面白いって感じられるから素人にもうけるはズ!あのね、セリフがね…もうかっこよくてカッコよくてカッコよくてグサ!グサ!グサ!流れるようにセリフは出てくるって先生自身が言ってらしたから天賦の才があるんだろうね✨痺れるよ…

 

そしてこの絵の魅力よ…私は絵を全く描けないので作家さんがどうやって自分の絵を確立していくのか知らないけど、多分多くの作家さんがこういうオリジナリティのある絵を描けたらどんなにいいかって憧れるんじゃないかな?唯一無二!無双!

絵が上手い下手を超えた吸引力のある絵って感じ、漫画らしい絵というか、そこに魂がこもる絵を描くのよね…ああああ!って叫び出したくなる絵というか…絶妙な色気と男臭さと汁感…一番それが如実なのは「四人のにびいろ」の十川相さんでしょうかな?凪いだ表面(兄によくオコしてるけどね)に隠された男の煮えたぎるようなクソデカ感情、それが表面に出てきた時の人間臭さと色香よ!嗚呼!男をすごませても右に出るものはいねえな、「春うらら好色男の宿」の藤さんのヘラヘラ顔も怖いし、ヘラヘラ顔があ?って変わる瞬間の怖さよ…闇を描くのも本当上手い。

BL漫画で無理に闇を描こうとされるとね、そんな無理して闇描かなくても大丈夫だよ?って気分になるんだけどakabeko先生の描く闇はリアルで怖い、闇が一つフィルターを通して表現されるからこの人何考えているかわからなくて変なとこ踏み込んだらめちゃ怖い…ってガチで震える。まあ、そんな闇深き男たちが大声で愛を叫びだすから、嗚呼‼️鳴呼‼️ってなるわけですよ。

でもそんな闇だけじゃなくてユーモアも可愛らしさも描けるし、なんてたってお布団の凄さもしゅごい、しゅごい!「蜜果」なんて濡場でストーリーを紡ぐのにただのエロじゃないってすごいよ🍑

akabeko先生の魅力はいくらでも語れると思うけど今日はこれくらいで❤️

この色香にあらがえますかい!