BL漫画感想ブログ

BL漫画ファンによる感想ブログです♡雑記含みます

レトリック/山田ノノノ 先生

 

レトリックってどゆいみ?修辞学?弁論の方法?うん?と思ってたら作中に説明あった👍

「表面だけを飾りたて中身がないこと」

Aha…

 

本作品はDomsubアンソロジー2に1話が載っていたのを読んでいて、コミックスを楽しみにしていました💜1話はドムサブ感が溢れている感じでおっとこれは〜💜ってえち方面的な展開を期待していた感じがするんだよね…でも実際読んだら全然違った。すっごい真面目な話だった、プレイがどうとか言う話じゃありませんでした…(すみません🙇‍♀️

まだ一回しか読んでないからざっくりな感想なんだけど、御門くんがSub性を受け入れてSubとしての自分の欲しいものに向かって力強く自分の人生を生きた話って感じたかな?

自己認容アンド自己解放?ちょっと泣いたよ🥹

 

あらすじ的な

金融系財閥の御曹司伊達御門くん、選ばれし者として(もちろんドムと思われてドムとして育てられた)幼き頃から人の上に立つべく徹底的な教育がなされている男の子。検査で実はサブってことがわかる。ただ、サブの抑制剤なるものでサブ性(本能的にドムに命令されて言うこと聞きたいって性らしいー解釈合ってる?)を抑えつつサブであることは秘密にして引き続き御曹司として生きている!

病院でいけてない同級生須藤くんと遭遇。須藤くんからただならぬ感じで「一度プレイしてほしい」っていわれるの。あ〜こいつサブか、俺のことドムって思ってるんだろうなあ、まあ今度もドムって体裁で生きるならこう言うこともあるか〜って、いいぜ?って引き受けるの!そしたら、須藤くんはドムだったの!

御門くんは抑えていたサブ性が引き出されちゃってとろとろになっちゃうの…ってとこから始まる話。

 

こうなると認めたくないのに自分のサブ性がドムに引き出されてヒーヒー言わされる〜(ごめん自分の知能が低くて💦)みたいな展開になる可能性もあるんだが…もうプレイに関してはそんな頭に入ってこなかった、正直。ヒーヒーではあるがそこが焦点じゃない。

御門くんサブってことがバレてさ(バレていない時から陰湿な逆いじめ見たいのもやられている)大変な目に遭うわけよ。自分の道から外れないため(親からのプレッシャーもあり)にドムになろうとまでする、が無理だよ。ボロボロだよ〜そこを須藤くんが助け出して包み込むのよね。(あーいかん私が一読した感想だとすっげえ薄い感じになる!ごめん。)

 

ドムサブってより韓国ドラマ的なドロドロとドラマチックさがあって、読後正直御門くんのことしか覚えていない感じ、だってすっごい頑張ってたんだもん!

生まれた家のせいで友達とも遊べない、自分の性別もねじ曲げなきゃ行けない、で苦労しっぱなしなのに凛としていて決して屈しないのよね…でも須藤くんが“どんな性別でも御門くん自身がカッコよいから好き“的な言葉で御門くんを解放して“赦してあげる”のよ…心を許せる相手がいると人は強くなれるのね!✨(多分)

正直展開もセリフも王道的コテコテ系だと思うんだけど、心に響く、泣くよ?

ドムサブ感がいい意味でないというか、その先の話なんだよね…

 

一番最初に読んだのドムサブが、山田ノノノ先生の「跪いて愛を問う」だったのね。ドムサブってなんや?だったし、表紙的に激しそうでSmみたいな感じかな?って気がしていたと思う。

最初読んだ時はほお〜って思っただけだったような気がする(すっごいえちだった…)でも読み直した時にああ、ドムサブってことに囚われていたけどこれ深いな…て泣いた覚えある。ノノノ先生の作品って多分何度も読んで味わう系なんだろうな🤔

あ、感想ツイート載せてみた。

 

 

先生ご自身がまだお若いのかな?すっごい設定とかキャラの心情とかを練り上げているってことも伝わるんだけど、若い方のパッション?みたいなのを感じる気がする(馬鹿にしているとかじゃないよ!)真正面からどーんってボール投げられている感じがあって、おばちゃんは、おお、おお…ってなって、御門くんのまっすぐな生き方に目が潰れそうだった。若者に苦労して欲しくないよ。でもね、大変でももう一人じゃない、須藤くんがいる。ありのままの御門くんを受け入れて尊敬してくれる須藤くんが。

跪いての伊達くん(レトリックでも伊達先生病院にいたね♡正巳くんも♡)もそうだったけど、ドムがサブのことをちゃんと尊敬の眼差しで見ているってとこがノノノ先生の作品の魅力の一つかなって思います

須藤くんのことあんまり書けなかったがこの子はやりたいことがはっきりしていていい。「で、でも それでも やりたいことだから、やる」このセリフ刺さったな。

 

ファンの方には申し訳ないかすかす感想だったが、とにかく書いてみたぞ!

サブのカラーを引きちぎる…美しい